土浦市は特産品のレンコンのPRを強化するため、4月から農林水産課に「日本一のれんこん担当」(6人)を置いた。レンコンの品質向上や加工品の開発も担い、「土浦といえばレンコン」のイメージ定着をめざす。

 同課によると、茨城県は全国のレンコン生産量の5割超を占める大産地。土浦市の栽培面積は県内最大で、市は「日本一の生産量」を自負する。しかし全国的な知名度が高いとは言えず、浸透が課題となっていた。

 「れんこん担当」は同課の課長ら6人が兼務。庁舎内のカウンターにはレンコンの模型が置かれ、レンコン料理のレシピの冊子を無料配布している。今後、若い世代の意見を採り入れた新たな加工品の開発で、地産地消の促進も図る。

 安藤市長は1日の定例記者会見で、「生産量だけでなく消費も加工品も土浦の日本一を確立させたい。そのスタートになれば」と期待を述べた。