三河湾に浮かぶ篠島(しのじま)(愛知県南知多町)で、カキの養殖が本格的に始まった。日本一の水揚げ量を誇るシラス漁が有名だが、安定した「副業」になると、若手の漁業者たちが乗り出した。島内の旅館や各地の食堂から注文が寄せられるようになっており、「島の新たな名産になれば」と期待している。

 篠島でカキの養殖をしているのは2グループ、虎丸水産とえびや丸。

 虎丸水産の社長さん(38)が始めたのは6年ほど前。島の沿岸で採取ができたムール貝を養殖しようと考えていたところ、視察先の長崎県の業者からカキの養殖を勧められたからだ。