フードコーディネーター資格の3級が、最初に取得するもの(「初級」の位置付け)となっています。

フードコーディネーター3級の応募資格は、「中学校卒業以上」ということのみです。
以前は「満18歳以上」でしたが、 2015年度(平成27年度)より変更になりました。

試験は毎年1回、10月または11月に、全国4か所(東京、名古屋、大阪、福岡)の会場で行われます。

なお、NPO法人日本フードコーディネーター協会(FCAJ)認定校に入学し、修了することによって、3級資格を取ることも可能です。
詳しくは、FCAJのページをご覧下さい。(この記事の最後にリンクを載せました)

フードコーディネーター3級資格試験

フードコーディネーター3級資格試験には、次の4科目が出題されます。

  1. デザイン・アート
  2. 経済・経営
  3. 科学
  4. 文化

以下、各科目の概要をお伝えします。

1.デザイン・アート

食空間、テーブルコーディネート、テーブルマナーについて学びます。
具体的には、次のような内容です。

  • 飲食店の業種・業態ポジショニング
  • 平面・動線計画
  • 外装デザイン
  • 客席レイアウト
  • 厨房スペース
  • 照明
  • インテリア
  • テーブルコーディネートの約束事
  • 食事のマナー
  • サービスマナー
  • プロトコール(儀礼上のルール)
  • 席次

2.経済・経営

フード・マネージメント、メニュープランニング、食の企画などについて学びます。
具体的には、次のような内容です。

  • フードサービス産業の歴史
  • 経営の基礎知識
  • 業態開発
  • 出店戦略
  • 開店業務
  • 販売促進
  • メニュープランニング方法
  • 食の企画の事例
  • 企画立案方法

3.科学

厨房機器・設備、健康、栄養、食の安全について学びます。
具体的には、次のような内容です。

  • 厨房機器、設備機器
  • 厨房施設計画
  • 食品洗浄
  • 栄養素
  • 健康づくり
  • 食生活指針
  • 食中毒
  • 食品添加物
  • 残留農薬
  • 食品の腐敗

4.文化

食の歴史・文化、食品・食材について学びます。
具体的には、次のような内容です。

  • 日本料理、中国料理、西洋料理
  • 洋菓子、和菓子
  • 肉、魚、野菜
  • 大豆、乳製品、たまご、穀物、パン
  • 果実
  • 調味料、香辛料
  • 加工食品、インスタント食品
  • 酒、ドリンク類

フードコーディネーター3級資格認定試験テキスト

フードコーディネーター3級資格認定試験のためのテキストは、今のところ次の書籍が唯一のものです
フードコーディネーター教本
もしあなたが独学でしたら、この本で勉強して下さい。

さらに可能であれば、FCAJの試験対策講座に出席することをオススメします。講習会については、FCAJのページをご覧下さい。