ここでは、厨房システムの種類と厨房の形態について学びます。

厨房システムの種類

厨房システムの種類について、3級公式テキスト「フードコーディネーター教本」では4種類のものを挙げています。
店舗によっては、これらのシステムを複合させています。
たとえば、クックサーブとクックチルの複合システムです。

通常の調理はクックサーブで行います。
それ以外に、クックチルで調理の前倒し作業をします。
クックチルで作ったものは、翌日に再加熱して使います。
これによって、作業負担を軽くすることが可能となります。

厨房の形態

厨房の形態は、様々な要素(作る料理、食材、調理方法、サービス方式、運営管理方式など)によって、様々なものとなります。

たとえば、厨房システムの一つであるアセンブル・システムは、セントラル・キッチンとサテライト・キッチンの2形態を使うものです。

1か所のセントラル・キッチンで大量の料理を作ります。これを各店舗や事業所へ配達します。
受け取った店舗や事業所のサテライト・キッチンでは、再加熱や盛りつけのみを行います。

このシステムは、外食産業、学校給食、病院給食などで広く採用されています。