有珠山山頂でフランス料理はいかが?――山頂を間近に望む展望台の特設テーブルに、北海道壮瞥町の「有珠山ロープウェイ」山頂駅から料理をドローンで運ぶ道の実証実験が7日、行われた。地元の食材や自然景観、人材を生かして、新たな体験型観光の事業化につなげたい考えだ。

 この日は、用意した料理の仕上げを駅構内でシェフが行い、小型の保温装置が入った発泡スチロール製の保温箱に入れた料理を重さ30キロまで運べるドローンが約300メートルの距離を5分ほど飛んで届けた。地元のブランド豚や海産物、エゾシカ肉などを使い、盛りつけが崩れないようソースをあまり使わず、多少冷めてもおいしく食べられる献立にしたという。

 料理を味わったお客役の男性は「趣味のキャンプとは違う趣がある。温かい料理もそのまま味わえた」。出張料理を担当したのは「LUX TOYA(ラックストーヤ)」(洞爺湖町)で、佐藤代表は「ふだんは提供できない場所を使って特別感があり、外国人向けのラグジュアリーマーケットにはすごく受けがいいと思う。ぜひ事業化に参画したい」と期待を寄せた。