ヨットの帆を模した外観で知られる「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」(横浜市西区)は、みなとみらい21地区のシンボルだ。
ここにはホテルのシェフが腕を振るう社員食堂がある。もともとは業者に委託していた社員食堂を自社営業に切り替えたきっかけは、コロナ禍だった。
ホテル中から集まる食材
地上31階地下1階建ての建物の地下1階。通用口を抜けた先に社員食堂はある。
座席数120ほどで、お昼どきには外まで行列ができる。制服姿でホテル外に出るのは難しいスタッフも息抜きできる、貴重な場となっている。昼と夜の1日2食利用する人もいるという。
ホテルには中華やフレンチ、日本料理など、テナントも含めてレストランが五つ、ラウンジが二つ、バーが一つあり、宴会調理の部署もある。ベーカリーやペストリー(デザート)部門など、ホテル中の調理場から集まる食材が、食堂のメニューを彩っている。