名古屋鉄道は10日、愛知県新城市の山間部でドローンによる食品輸送の実証実験をした。トラックで食品輸送をしている「コープあいち」と初めて共同し、実際にコープ会員のもとへ生鮮食品を届けた。年内にもさらに実験を重ね、実用化に向けて課題を探る。

 10日午前、新城市内の廃校になった小学校の駐車場から、縦横約2メートル、プロペラ6枚の大型ドローンが飛び立った。卵や牛乳など、保冷箱に入った食品3キロを積み、2・2キロを約7分間で飛行。コープ会員の女性の自宅前に着陸した。

 名鉄はドクターヘリを運航するなど、航空関連事業も手がけてきた。2018年、操縦士を育成する「名鉄ドローンアカデミー」を設立。ドローンによる離島への医薬品輸送や、山間部での災害時活用の実験をしてきた。鉄道の線路の点検でドローンの活用も視野に入れる。