ここでは、西洋料理の歴史と、日本における西洋料理について学びます。
中心はフランス料理です。

歴史

西洋料理の歴史について、3級公式テキスト「フードコーディネーター教本」には、古代ギリシア時代から現代まで書かれています。

やはりそうか、と思ったのは、昔から香辛料が重要であったということです。
素材そのものの味を生かす日本料理とは、対極にあるようですね。

知らなかったので驚いたのは、14世紀までフランスではフォークがまだ使われていなくて、自分の指を使って食べていたという点です。
ナイフとスプーンはあったのに、食べるための道具を発明していなかったとは意外です。

フォークが広まったのは16世紀以降だそうです。
日本で箸が使われるようになったのは7世紀ですので、1000年近い差があります。

その箸は、随(遣隋使の随です)から伝わりましたので、シナでは日本よりも古くから、指を使って食べることはしていなかったのでしょう。もちろん、王朝とか貴族とかに限られる話とは思いますが。

こういった点が、文化(食文化)の違いというものなのでしょうね。

日本における西洋料理

日本における西洋料理は、16世紀中頃から始まり、長崎の出島のオランダ屋敷で伝えられたそうです。
それで、長崎のグラバー邸に、西洋料理発祥の碑があります。

グラバー園 (トリップアドバイザー提供)