ソウルから高速鉄道とバスで約4時間、南東部の浦項市にある「九龍浦(クリョンポ)日本人家屋路」は8月の夏休み期間も、閑散としていた。

 明治から大正にかけて西日本の漁師らがつくった旧日本人街で、日本統治が始まる直前のものも含めて韓国で最も多くの日本式家屋が残る。石畳の通りの両側には、「日の出食堂」「かじや」といった日本語の看板が掲げられ、週末には1日に約4千人の観光客でにぎわってきた。

 しかし、7月に日本政府が「第1弾」の対韓輸出規制を始めると、客足が減少。一時は「10分の1」(住民)まで落ち込んだ。