宮崎産の食品などを扱うアンテナショップ「KONNE(コンネ)」が9日、海外店舗として初めて、香港へ出店した。香港は日本食材の人気が際立って高い激戦地。宮崎産の農産物としても世界の国・地域で最大の輸出先となっている。
 九竜半島の目抜き通り、ネイザンロード沿いのビル内に出店したのは、「香港みやざき館KONNE」。9日夜、永山寛理副知事と県の公式ゆるキャラ、みやざき犬の「むぅちゃん」も出席して開店セレモニーが行われた。店には、宮崎牛を使ったレトルト食品や県産の鶏卵、漬物、野菜、菓子類などが並んだ。
 この店の隣に宮崎の郷土料理をふるまう居酒屋「元気一杯」があり、同店が昨年から県産の食品などを扱う雑貨店を開いていた。オーナーの河野氏は「念願のKONNEを開店することができ、宮崎と香港の貿易や、人の交流の拠点にしていきたい」とあいさつした。