野菜も魚介類と同じく、種類が多いですよね。
そして、魚介類以上に、いろんな調理に使われます。

ちなみに、日本で栽培されている野菜の種類は、約150種類です。
「品種」となると、ものすごい数になります。
1つの種類について何十品種もあったりしますので。

さて、野菜の分類について、3級公式テキスト「フードコーディネーター教本」では、可食部位(利用する部分)による分け方を使っています。
また、イモ類、キノコ類、藻類も「野菜」に含めています。

以下、私もそれに従って記します。

葉菜類

キャベツ、ハクサイ、レタス、ホウレンソウなどです。

キャベツの原産は、欧州西岸や地中海付近だそうです。
日本へは、江戸時代にオランダから伝えられました。
ただし、当時は観賞用だったそうです。

それが食用として広まったのは、明治時代にトンカツの添え物として千切りがついてからです。
日本で最初に広まったは、生で食べる形だったんですね。

鱗茎菜類

タマネギ、ネギ、セロリ、タケノコなどです。

ネギが日本に伝わったのは8世紀ごろだそうです。
古いんですね。

タマネギは、キャベツと同様に江戸時代にオランダから伝えられました。
ただ、日本にはネギがあったので、あまり広まらなかったそうです。
大規模に広まったのは戦後(昭和30年以降)です。

根菜類

ダイコン、ニンジン、ゴボウなどです。

ニンジンについて、今流通しているものの多くは、「五寸ニンジン」という西洋種のものです。

ニンジンにはβ-カロテンがたくさん含まれています。
可食部100グラム当たり8,200ミリグラムあります。

このβ-カロテンは体内で、その約3分の1がビタミンAとして吸収されます。
低カロリーの野菜でビタミンAを取れるので、とても良いですね。

イモ類

サトイモ、ジャガイモ、サツマイモなどです。

サトイモの原産はインドシナなどの熱帯地域です。
日本は縄文時代からあったそうです。
古くからある食べ物なんですね。

サトイモには、粘っこい感じ、「ぬめり」がありますよね。
これには胃や腸の働きを活発にする働きがあるそうです。

果菜類

キュウリ、トマト、ナス、カボチャ、ピーマンなどです。

ナスも日本には古くから伝わっており、奈良時代にはすでに栽培されていたそうです。

ナスの紫色は、ナスニンというアントシアニン系の色素です。
これには老化防止や動脈硬化の防止に効果があるそうです。

ですので、ナスは皮を取らずに食べましょうね。

花菜類

ブロッコリー、カリフラワーなどです。

ブロッコリーが食用として広まったのは、1970年代からなんですね。
なぜそれまで普及しなかったのでしょうか。

ブロッコリーのスゴイところは、ビタミンCがレモンの約2倍も含まれている点です。
ただ、ビタミンCは加熱で壊れます。
また、水に溶けやすいです。
調理には気を付けたいですね。

きのこ類

野生のきのこには、マツタケ、トリュフなどがあります。
栽培きのこには、シメジ、シイタケ、ナメコなどがあります。

マツタケは水気を嫌うので、濡れたふきんなどで拭く程度にして、水で洗わないようにする、というのが常識らしいのですが、私は、そういうのは苦手です。
土やホコリは食べたくありませんから。
虫なんかいたら最悪です。